ぴりっとした文章-幸田文-
読書は好きです。

たいてい気に入ると同じ人の本ばかり読んで
その人の考え方や文章のくせを愉しむ読み方をします。

昨年のおわりごろから
年齢も私より上で
経験も豊富な女性の文章を読むことが多くなっています。

幸田文は 
お正月に
そのお孫さんの青木奈緒さんのエッセイを読んでから
手に取りました。
前にもその文章には触れたことがありましたが
その時はまだ私も子どもで
ピリッとした文章が鋭くて
読むとなぜかどきどきしていました。
未熟な自分をはっきり見せられたようで
恥ずかしく思ったような覚えがあります。

ようやく今になって
五感の豊かさ
表現の的確さ
昭和戦後の人の営みのおもしろさ
そのころの言葉の使い方
会話のおもしろさ
街のあちこちにある季節の移り変わりの表現
着物の着方
下駄の履き心地
粋なこととはどういうことかなど
幸田文さんの考えや生きる姿勢など
夢中になって読んでしまいます。


そして今読んでも痛快なことば。

現代の作家さんたちも好きですが
幸田文さんの文章はきっぷがいい。
竹を割ったようなイメージ。
大変なことを経験した後だからこその、さっぱりとした考え方。
ほわっとしたりあやふやなところがなく
さっぱりと 
きりっと
ぱっと
した言葉で説明してもらえ
そうそう、そういうこと!と手をたたきたくなったり
そうやって思うのかと教えてもらったりしています。


今の私の「先生」です。






幸田文



台所のおと

きもの

流れる



装丁がいいです。
布張りで。

次は何を読もうかしら。
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by ingreen 松田りさ | by ingreen-m2 | 2016-02-17 20:35 | そのほか | TOP▲
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スバコのある庭 摘み草の庭を提唱。 くらしの一部として庭を考えます
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